このページを訪れてくれてありがとう。  2006年4月より、東京→和歌山に家族三人で拠点を移し「都会でできる自然な暮らし」を継続中!(^^ 海まで自転車で15分。遠くに山々が見えます。(^^
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空とぶブッダ
2008-05-27 Tue 10:19
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 正木高志さんの「空とぶブッダ」を読み終えた。2007年4月に出版された緑の表紙の薄い本。多分、読んだヒトも多いのではないだろうか。その中に九条について書かれている。いまのところ九条を変えようとするヒトと守ろうとするヒトは50:50なので、たった5%の票が将来を左右するという話。ということは、これまで投票に行ったことのない若者が投票に行けば九条を守れる。自ら将来を守ることができるいまの若者たちはその幸せ度合いを感じているだろうか。

 P71に神についての記述がある。「大自然の神」と「人間神や祖霊神」をボクらは混同しやすい。ここ、氣をつけなければならない。ところで、伊勢神宮では、太陽神の上に、あろうことか、人間神がそれを塞ぐかたちで祀られている。なぜそんな本末転倒なことがなされてしまったのか。その答は本書の中にある。1300年間も伊勢神宮は宗教装置として現在においても機能している。

 正木高志さんのいいところは、一刀両断に「伊勢神宮はいかん」とは言ってないところだ。ちゃんと「伊勢神宮」の貢献度の高さを認めている。渾身の正木高志さんのこの本、ぜひ一読をお勧めする。ちなみに出版元は辻信一さんの(有)ゆっくり堂。先日、辻信一さんが「情熱大陸」に出演されたときにも、この緑色の表紙がチラッとテレビに映っていた。

(「空とぶブッダ」についてはここまでです。以下はボクからみなさんへのメッセージ)

<ハイキング>

 東京に住んでいた頃、よくハイキングに出掛けた。五月の新緑の季節に山を歩けば、それは見事な緑一色の世界だったし、十月に山を散策すれば秋の紅葉が、それは見事に遠くの山々を染め、赤や黄色やオレンジの葉が不思議なくらい心に語りかけてきたのをよく覚えている。

 一緒に横を歩いている友人や、その日初めて出会ったヒトたちに「いや~、紅葉がきれいですねぇ」と言えば「きれいねぇ~」となんとも感慨深いことばが返ってくるので、あぁ、みんな同じような感覚で、この紅葉を美しいもの、きれいなものとしてとらえているんだなぁ、という当たり前かもしれないけど、その共有感がうれしかった。

 ハイキングは最高だ。なにがって?それは初対面でも仲良くなれるから。かなり急な坂道、しかも足場がわるい、なんてことはよくある。それでもみんな励まし合って(雑談も励まし合いだね)頂上を目指す。山を登る理由なんかこれと言ってない。緑や紅葉がきれいだったり、空気がきれいだったり、体を動かすことが氣持ちよかったり、理由は数々あるけれど、これといった理由がないのに、みんなで懸命に登っていれば道中で会話もはずみ、下山途中でもさらに仲良くなったりする。

 少し仲良くなったらば「どんなお仕事をされているんですか」と聞いてみる。外人にもよく同じ質問をした。"What do you do?" と。みんな快く答えてくれた。様々な職業があるもんだ。金融、商社、メーカー、IT関連、自然環境の研究者もいた。職種もエンジニアや営業、事務、通訳の方もいらした。

 みんな平日は仕事をしておカネを稼ぎ、週末は息抜きやリフレッシュのためにこうして山へハイキングにくるんだなぁ、と思った。

 しかしなんともかんとも、おいしいとこどりだ。平日はしっかり稼いで週末は自然を満喫できる。つくづく都会人の楽しみ方だなぁ、と思った。

 けれども、よく考えてみればハイキングが趣味のヒトって、どのくらいの割合で存在しているのだろう。かなり少ないのではないだろうか。ということは、ハイキングに行こうと思い、実際にハイキングにきた、ということを勘案すると自然を愛する心をまだ持っているということのなによりの証拠ではないか。そう思うとなおさら、都会的な週末の楽しみ方を知っているヒトたちを非難するコトバがない。

 これで話はおしまいである。

 都会で会社員をして給料をもらっているということは、膨大なエネルギーを使い、環境を破壊している、その代償に、ということに他ならない。そうなのだ。つまり経済の仕組みというのはいまだにエネルギー(石油・電気)を使い環境を破壊した者に高給を与え、環境破壊を少しでも食い止めようと、日夜頭を使い、小さな活動にいそしんでいる者には給料はビタ一文やらん、という、たいていそういう仕組みになっている。

 当然、ハイキング好きな会社員も、平日は莫大な環境破壊をしている一員に過ぎないわけだが、彼を非難するコトバをボクは持たない。ハイキングが好きなんて、なんて素敵な趣味を持っているんだ、すばらしいと思うだけで話はおしまいである。(スーツを着こなしたそんな彼・彼女は格好いい。ちょっとクリーンなイメージが強過ぎてずるいような氣もするが・・)

 つまり環境問題は根が深いのだ。だって、環境破壊をしている人間を非難することさへできないのだから。ハイキング好きでなくても、スクーバ・ダイビングやハング・グライダー、神社やお寺巡り、温泉好きでもいい。見渡せば、ほとんどのヒトが日本の四季や自然が好きと答えるだろう。

 みんな自然が好きなのに、きれいな空気や、きれいな海が好きなのに、旬のおいしい野菜が好きなのに、毎日、給料のために自然破壊にいそしんでいる。先日、ある友人に聞いてみた。「どうして自然が好きなのに、環境破壊をしておカネを稼ぐの?」彼の答はこうだった。「仕方ないよ。だって会社は辞められないじゃん」以上、話はおしまいである。

 想像力の欠如かもしれない。大きな電力を使うとはどういうことなのか。イマジンすること。これが大切。ジョン・レノンが歌っている。イマジンしてごらん、と。

<A.B.C.(笑)>

 独身ならば会社は辞めやすい。結婚していても両者が納得できれば、会社を辞める道はある。子供が二人くらいいても、なんとか会社を辞める道は模索できる。しかし、都会に新築を建てるかマンションを買ったかして、住宅ローンをかかえている場合は、会社を辞めるのは難しいだろう。一生、解雇されないことを祈るばかりだ。

 ところが独身であっても会社を辞めようとするヒトは少ない。よほどおいしい仕事なのだろう。会社員にはABC三種類あって、A.楽で高給な会社員(1%)、B.仕事はたいへんだけど、それなりに楽しめる仕事もあって給料もまぁまぁもらえるからまっ、いいかという会社員(29%)、C.仕事はつらく単調で面白みもなく給料も低いけど、転職する勇気もないし、仕方がないからこの仕事を続けるしかない、という会社員(70%)

 Aは少数なので脇に置いておいて、Bが29%もいるのだ。(いるのだ、なんて言っても独断と偏見に満ちたパーセンテージだけど、当たらずも遠からずだと思う)そういう会社に勤めていたからわかるけど、本当においしい生活だと思う。カネはまぁまぁあるわけだから、映画、美術展、ライブ、レストラン、と言った都会的な趣味も持続できるし、前述の自然を満喫することもおカネの力によって十分できるわけだ。

 本当は早いとこ氣づいた順にでも、自然環境に配慮するヒトたちにはさっさと会社を辞めてほしい氣もするのだが、当の本人たちにしてみれば、おカネがあるから自然を楽しめるのであって、おカネがなかったら自然を楽しめなくなってしまうという思いが強いので、そう簡単には会社を辞められないだろうと予想がつく。

<衣食住は、うん、大丈夫よ>

 こんな声も聞こえてくる。「会社を辞めたら、給料がなくなるでしょ。そうしたら生きる基本である衣食住もままならないんじゃない?」と。

 まず「衣」着るもの。服。これはみなさんたくさんお持ちでしょう。Tシャツも千円くらいで買えるし、肌触りがいい大好きなオーガニックコットンのTシャツでさへ三千円で買える。着るものは問題ないのでは?

 次に「食」これはおもしろい。家庭菜園はやってみれば意外にうまくいく。失敗もまた勉強になる。失敗は成功の母。米と旬の野菜、それから大豆、雑穀、海草があれば、食卓は華やかなものになる。

 最後に「住」これは結構探さないといけないかもしれない。都会では住居費がべらぼうに高い上に、家庭菜園をするスペースも普通はないので踏んだり蹴ったり。つまり都会では会社員をすることが前提になっている。これではおカネに全面的に頼るライフスタイルからの脱却がなかなかできない。一方、田舎はすっかり過疎になっているので空家やタダで借りられる畑がいっぱい。ただし、ここが日本人のケチなところで、なかなか空家を貸してくれない。従って、親戚や縁故を辿って空家を探すといいだろう。多分、一戸くらいは空いているはず。

 もし、田舎暮らしをしたいならパートナーは都会で探しておくといいと思う。なにしろ都会は出会いの場が多い。しかし田舎へ移住してから見事に射止めた例も多いので、どちらでもいいのかもしれない。和歌山県にも独身の素敵な女性が何人もいるので正直驚いている。

<水と食糧>

 アメリカ・オーストラリア・インド・・ここ30年以上大規模農業を成功・持続させてきた国々で、ついに地下水の枯渇が秒読みに入った。(NHK特集でも放映されていた)大規模農業は地下水を汲み上げることで成り立ってきたわけだから、地下水が枯渇すれば、もうそれ以降は農業は続けられない。国内自給率40%の我らが日本はかなりマズイ状況になりそう。

 現に小麦の値段は高騰しており、パンの値上がりが懸念されている。アメリカ小麦のパンに興味はないが、愛すべき国産小麦の値上がりも始まっているので、そろそろパンが高級品になる日も近いだろう。イタリア人が好きなパスタも現地では高騰しており、パスタを食べないストライキも行われているという。他にもありとあらゆる食材が世界的に高騰しているのはみなさんもすでにご存知だろう。

<日本国の借金>

 日本の借金は現在770兆円と言われており、利子は秒単位で膨れ上がっているので、返済できる目処はたっていない。だいたい国家予算の9倍ほどの借金があるのだから、日本国を一般企業になぞらえればとっくに倒産しているわけだ。

 なのに、まだ、あなたは「日本円」を信じているの?ボクだって信じたい。けれども、来月もお給料を日本円でもらって、貯金して、それで安心?ハイパーインフレを日本政府がチョイと仕掛ければ、国の借金は消え、と同時に国民の預金はゼロになる。数年前にロシアで起こったことがここ日本では起こらないと誰が言えるだろうか。

(参考)
ロシアのハイパーインフレ
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/tachibana/post_194.html

第1~3波のハイパーインフレがありました。

1992年 ロシアの物価は急激に高騰した。(1年に7000%)
1994年 ロシア政府は突然通貨価値を1000分の1に切り下げる
デノミを強行

日本の借金時計
http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock.htm

http://www.geocities.jp/mkqdj167/japan.htm



 ヒトは環境の生き物だ。なかなかいまの環境を変えたくないのはわかる。ヒトは惰性の生き物だ。意外に惰性で日々が過ぎていってしまってはいないか。(自己反省も含めて(^^; またヒトは慣性の生き物かもしれない。そのまま進んでいくしかないようにも見えるから。

 それでもコミュニケーションすることは好きだな。(^^

 写真は、ウチから自転車で10分、そこから頂上まで歩いて20分の高津子山の山頂から撮影した写真。(2007. 11. 13)

 2007. 11. 21 ふじかわ おさむ at 和歌山市

 エッセイ
 http://homepage3.nifty.com/badi/essay/essay.html

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